大気汚染、北京・上海に死者4.9万人と230億ドルの経済損失=研究

[上海 9日 ロイター] – 環境問題の研究グループが9日、オンライン上に立ち上げた「空気清浄化カウンター」によると、今年1月1日以降、大気汚染によって北京と上海だけで推定4万9000人の死者と230億ドルの経済的損失がもたらされた。

 

ヘルシンキに拠点を置く大気汚染の研究機関「CREA」や国際環境NGO(非政府組織)グリーンピース東南アジア支部などが協力し、世界28都市の大気汚染を測定、それが引き起こす健康被害と経済的な損失を計算した。

それによると、大気汚染の打撃が最も大きかったのはインドのニューデリーで、1月1日以降におよそ2万5000人が死亡、国内総生産(GDP)の5.8%が失われた。

上海での年初来の死者は約2万7000人となり、北京の約2万2000人を上回った。CREAのアナリストは「上海の大気汚染が北京よりも深刻であることが明らかになった」と指摘した。

中国政府の公式データによると、今年上半期には、大気中に浮遊している微小粒子状物質(PM2.5)は上海よりも北京の方が多かったという。一方、上海では二酸化硫黄と二酸化窒素の値が高かった。

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