今日、東京オリンピックが開幕する、はずだった。
▼昨日の、東京都の新たな感染者数は366人。検査で知り得た限りの数値であるから、実態はもっと多いのだろう。誰も皆、自分の生活を支え、社会を維持していくため懸命に職責を果たそうとしている。だが、無情にも、感染者は増え続けている。
▼私たちは、オリンピックができないという現実に、いつかは向き合わねばならないだろう。もちろん、中止にしたいわけではない。できないものはできない、という結論は、心情とは別のものとして、甘受しなければならない場合もあるということだ。
▼この数ヶ月間を振り返って、私たちは何を教訓として得られたか。今、極めて密度の濃い歴史が、天意によって展開されようとしている。中共ウイルスという恐るべき病毒が世界各地で猛威を振るっているが、それが反転して、最終的に中国共産党を解体消滅させるまで、この歴史の暴風雨は衰えを見せない。それを覚悟せよ、ということだ。
▼オリンピックを夢見て、厳しい練習を積んできた選手の心情は察するに余りある。ただ、全く違う角度から言えば、共産党中国が金メダルを獲ってそれを国威発揚と政権の延命に利用するためのオリンピックは、もはや許されない段階に来ているということだ。2022年の北京冬季五輪など、もってのほかである。
▼全世界のウイルス被害国が、それぞれ中共に親密であった部分を反省し、それを除去した上で、北京の中南海に向かって責任を追及し、中国共産党の悪行を糾弾する。東京五輪を諦めてでも、それを実行しなければならない。
【紀元曙光】2020年7月24日
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