前ローマ教皇の重篤報道、バチカンが否定 「心配な状態でない」
[ベルリン/バチカン市 3日 ロイター] – バチカン(ローマ教皇庁)は3日、前ローマ教皇ベネディクト16世が重篤な状態にあると伝えたドイツ紙の報道に関して、「特に心配される状態ではない」と明らかにした。
独紙パッサウ・ノイエ・プレッセは同日、伝記作家のペーター・シーウォルド氏の話として、93歳の前教皇が非常に衰弱しており、声もほとんど聞き取れないと報道。帯状疱疹を患っているとした。
バチカンは声明を発表し、前教皇の健康状態は痛みが伴うものの重篤ではなく、そういう状態を除けば特に心配はないと説明した。
ベネディクト16世は2005年にローマ教皇に選出され、13年に高齢を理由に退位を表明した。
*内容を追加しました。
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