前ローマ教皇の重篤報道、バチカンが否定 「心配な状態でない」

[ベルリン/バチカン市 3日 ロイター] – バチカン(ローマ教皇庁)は3日、前ローマ教皇ベネディクト16世が重篤な状態にあると伝えたドイツ紙の報道に関して、「特に心配される状態ではない」と明らかにした。

独紙パッサウ・ノイエ・プレッセは同日、伝記作家のペーター・シーウォルド氏の話として、93歳の前教皇が非常に衰弱しており、声もほとんど聞き取れないと報道。帯状疱疹を患っているとした。

バチカンは声明を発表し、前教皇の健康状態は痛みが伴うものの重篤ではなく、そういう状態を除けば特に心配はないと説明した。

ベネディクト16世は2005年にローマ教皇に選出され、13年に高齢を理由に退位を表明した。

*内容を追加しました。

関連記事
5月5日に行われたパナマ大統領選で、ホセ・ラウル・ムリーノ・ロビラ(José Raúl Mulino Rovira)氏はサプライズ当選を果たしたが、これはバイデン政権に影響を与える可能性がある。 バイデンの綱領には、移民がアメリカ南部国境に侵入するのを防ぐためのダリエン地峡(2つの陸塊をつなぎ、水域に挟まれて細長い形状をした陸地)の閉鎖が含まれている。
米海軍と台湾海軍が4月に西太平洋で合同軍事演習を行なったと、ロイター通信が14日に報じた。台湾国防部の報道官は同日の記者会見で「海上衝突回避規範に基づき、通常の訓練を行なった」と発表した。
豪州シドニーのシドニー国際水泳センターで13日、ソーラーパネルが炎上し、数百人の学生を含む2500人以上が避難した。ニューサウスウェールズ州消防救助隊が出火の原因について調査している。
8940億ドルの2025会計年度国防予算を議会が今後数週間で審議する予定だ。ロバート・ピーターズ氏は、ロシアの戦術核兵器の優位性は「最も緊急の注意を要する」と述べた。
ロシアが最近行った戦術核兵器使用の威嚇を一見すると軽視されがちだが、「ウクライナ国外」の英軍施設への攻撃という状況は、あからさまな警戒とまではいかないまでも、注目を集めるものだ。