「クアッド」拡大の用意、自由なインド太平洋目指す=米高官

[ニューデリー 12日 ロイター] – ビーガン米国務副長官は12日、米日豪印による安全保障対話の枠組み「クアッド」を拡大する可能性があると述べた。「自由で開かれたインド太平洋」を支持する国に参加を認める可能性があるとしている。

クアッドは、インド太平洋地域で勢力を拡大する中国に対抗する非公式な枠組みで、米政府は参加国の関係強化を目指している。

副長官は、デリーで開催されるインド米国フォーラム向けの演説原稿で「クアッドは、拘束力のある義務ではなく、共通の利益に基づくパートナーシップであり、排他的なグループとするつもりはない」と発言。「自由で開かれたインド太平洋を望み、そのために対策を講じる国との協力はすべて歓迎すべきだ」と述べた。

副長官は、海洋の自由を守るため、クアッドが東南アジア諸国連合(ASEAN)との連携を深める可能性があるとも述べた。

中国は、クアッドについて、中国の発展を阻害しようとしていると批判。米国に対し「冷戦の精神」を排除するよう求めている。

ビーガン副長官は3日間の日程でインドを訪問し、今月開催予定の米印外務・防衛閣僚協議(2プラス2)に向けた準備作業を進める。

インドは国境問題を巡り中国と対立。インドはロシアに代わり、米国からの武器購入を増やしている。

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