GoToトラベル一時停止の提言、東京都から来ていない=官房長官

[東京 25日 ロイター] – 加藤勝信官房長官は25日午後の会見で、新型コロナウイルスの感染拡大が続いている東京都から「GoToトラベル」の一時停止を求める提言は来ていないとの見解を示した。

加藤官房長官は、「GoToトラベル」の一時停止を判断する背景に地域の医療体制のひっ迫があり、医療体制への負荷を避けるべきと判断した地域について、対象から除外することにしていると説明。札幌市や大阪市と東京都とでは、ひっ迫の度合いに「一定の差がある」と述べた。

また、感染状況を評価する4段階のうち、最も深刻なステージ4に入った場合は「緊急事態宣言も視野に入る」と指摘。その前の段階で「食い止める必要がある」と語った。

東京都が25日、飲食店の営業時間の短縮を求めることにし、協力する店には1日当たり2万円、実施期間の20日間で合計40万円を支給する方針を打ち出した。

この点に関連し加藤官房長官は、政府が今月17日に決めた地方創生臨時交付金における「協力推進枠」の創設に言及。この枠として500億円が追加され、東京都をはじめ協力金を支出する自治体を支援する財源となると述べた。

(田巻一彦)

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