イラク軍、米制裁対象の元イラン系組織メンバーを幹部に起用へ

[バグダッド 26日 ロイター] – 複数の関係筋によると、イラク軍は米国の制裁対象となっているイラン系民兵組織の元メンバーをイラク軍の幹部として養成するため、エジプトに派遣した。

イラク国内のイラン系民兵組織の力をそぐことが狙い。イラクのムスタファ・カディミ首相が連携する米政府も、中東でのイランの影響力低下を目指しているが、イラク軍が米国の制裁対象となっている人物を軍幹部として養成するのは異例だ。

エジプトに派遣されたのは、イラクの民兵組織の連合体「人民動員隊(PMF)」で治安部門を指揮するアブー・ザイナブ・アル・ラミ氏。1年間にわたってエジプトで訓練を受ける。

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