韓国、北朝鮮体制批判ビラ散布など禁止 国会で法案可決

[ソウル 14日 ロイター] – 韓国国会は14日、北朝鮮体制批判活動を禁止する法改正案を可決した。圧倒的多数を占める文在寅大統領の与党が、野党による議事妨害を退け、強行採決に踏み切った。

脱北者団体などは数十年前から、体制批判ビラを食品や医薬品、1ドル紙幣、小型ラジオ、韓国のニュースやドラマを録画したUSBスティックなどとともに、気球や河川へのボトル投入などを通じて送り込んでいた。北朝鮮側はこうした行為をずっと非難している。

今回の法改正により、印刷物や物品、現金その他を越境してばらまくことが認められなくなる。一時韓国軍が心理作戦として盛んに行っていた、大音量で体制批判を放送することも禁じられる。

違反者は最大3年の服役ないし3000万ウォン(2万7500ドル)の罰金が科せられる。

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