中国、10月末国産原子炉「華龍一号」が一時自動停止=香港メディア
香港メディアによると、中国初の国産原発「華龍一号型」の原子炉は、10月末に行われたテスト運転で異常が発生し、一時自動停止した。中国当局はこの事故による放射性物質の放出はなかったとしている。
中国政府系メディアは11月末、同月27日、中国核工業集団有限公司(CNNC)が建設した福清原子力発電所5号機(華龍一号型)が稼働を開始したと報じ、「各技術指標が設計基準に達しており、(運行)状態は良好だ」とした。
香港メディア「香港01」12月15日付によれば、中国国家核安全局が今月初めに出した通知は、「福清原子力発電所5号機は、10月27日に行われた蒸気排出の検査調整テストの際、主蒸気圧力に振動が発生し、原子炉が自動停止した」と明かした。通知は、当局がこの事故を「レベル0(安全上の問題がない)運行事件」に指定し、「放射性物質の放出はなく、職員や環境に被害はない」とした。国家核安全局は11月9~13日までの間、専門家チームを派遣し、調査を行ったという。
関連記事
中国の夜空でドローンが「謎の霧」を散布。十数省で相次ぎ報告され、焦げた臭いに住民が騒然。当局は沈黙したまま…何が起きているのか。
中国の鉄鋼業は不動産不況やインフラ投資減速により縮小傾向。2025年までに鉄鋼輸出が5割減少すると指摘している
小野田紀美科学技術相は5日の記者会見で、南鳥島沖で進められる国産レアアース採掘に向けた深海試験について、「我が国の経済安全保障上、極めて重要な取り組みだ」と述べ、研究開発への期待を示した。
中共外交部の報道官が数日間にわたり、サンフランシスコ平和条約(1951年)の合法性を否定し、国際法上の効力を持つのはカイロ宣言とポツダム宣言であると強調したことが、国際社会や法学界で議論を呼んでいる。日中間で「台湾有事」をめぐる外交的緊張が高まるなか、事態は新たな局面に入った
中国河南省で転落事故後に死亡した14歳少年の臓器提供を巡り、母親が「手はまだ温かかった」と疑念を示した。死亡判定や手続きの透明性にネット上で関心が高まり、事例は国内で波紋を広げている。