南ア、コロナ変異種検出 感染スピード速い恐れ

[ヨハネスブルク 18日 ロイター] – 南アフリカ保健相は18日、国内で新型コロナウイルスの新たな変異種が検出されたと明らかにし、感染拡大第2波はこの変異種により引き起こされているとの見方を示した。

新型ウイルスの変異種は14日に英国で報告されたばかり。 ムキゼ保健相は「新型ウイルスの変異種が確認された。『501.∨2』と呼ばれており、南アフリカ国内で科学者が検出した。現在の第2波はこの変異種により引き起こされている公算が大きいことを示す証拠が得られている」とツイッターに投稿した。

保健当局は、新たな変異種は従来種よりも感染拡大が速い可能性があると指摘。ただ重症度のほか、ワクチンの有効性などについて判断するのは時期尚早との考えを示した。

南アの感染累計数は18日時点で90万人を突破。過去2週間で10万人増加した。感染による死者数は2万人を超えている。

世界保健機関(WHO)は南アで変異種が確認されたことを受け、同国と緊密に連絡を取っていると表明。ただ、変異種の感染の仕方が従来種と異なることを示すデータはないとしている。

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