中国での外国人拘束、加首相が各国の連携対応を呼び掛け

[オタワ 14日 ロイター] – カナダのトルドー首相は中国での外国人拘束について、全ての国が対象になり得るとして、各国に連携して対応するよう呼び掛けた。ロイター・ネクストの会議で14日、インタビューが公表された。

「(カナダは)米国だけでなく世界中の友好国と極めて強力な連携を維持し、ますます強まる中国の威圧的な外交の問題を提起している」と述べた。

その上で「われわれは団結する必要がある。次はどこの国の市民(が拘束される)か分からないからだ」と訴えた。

カナダ当局が中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟最高財務責任者(CFO)を米国の要請を受けて拘束した直後の2018年12月に中国当局はカナダ人2人をスパイ容疑で逮捕した。

カナダのガノー外相の報道官は拘束されている2人について、家族や外交官との面会を増やすことで中国側と合意したと述べた。一方、保釈中されバンクーバーにとどまっている孟氏は家族との面会が認められたと明らかにした。

カナダ移民省の報道官はこの決定が相互に関連したものかとの質問への回答を控えた。

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