古代中国の物語

周処の更生

晋の時代、周処は現江蘇省宜興県太守・周魴の息子として生まれた。幼い頃から乱暴な性格で、好き放題に振り舞い、周囲から敬遠されていた。 

月日が経ち、自分が嫌われていることを知った周処は、心を改めようと考えた。ある日、彼は憂いに満ちた表情をする村の人々に「今や年々豊作で、天下泰平であるにもかかわらず、何故みんなは沈んだ顔をしているのか?」と尋ねた。

一人の古老が答えた。「この地には未だに3つの害が取り除かれていない。それ故、心が晴れないのじゃ」。周処はその三つの害とは何かと聞いた。古老は、「その一は、南山を徘徊する凶暴な白額虎。その二は、長橋下の川に潜んでいて人畜に危害を加える蛟(みずち)。そして、その三は……それはあなたである」と躊躇しながら言った。 

▶ 続きを読む
関連記事
膝や太ももの痛みは、股関節の不調が原因かもしれません。見逃したくない5つのサインと、自宅でできる運動やケア方法を紹介します
4万人超のデータが示した「週末の寝坊」の意外な健康効果。適度な補眠が高血圧リスクを最大9%低下させる一方、4時間超はリスクが上昇。心臓専門家が語る、理想的な補眠時間とは
心臓病を防ぐには、胸の違和感や脚の腫れなどのサインに注意を。中医学の視点で、血流を支える養生を紹介します
「書く」だけで医者にかかる回数が減った。研究が示す、ジャーナリングの驚くべき効果。感情に名前をつける、距離を置く、物語にするなど、脳科学に基づく4つの実践法を今夜から試してみましょう
深夜の地下鉄で起きたささやかな善行を手がかりに、日本の「恥の文化」と心の中の「浄土」を読み解く思索録。「お天道様が見ている」という天への畏敬や儒教の教えを通じ、現代人が見失いつつある道徳の根源を問いかける