インド、国内ワクチン需要を優先と表明 各国にも通知

[ニューデリ 26日 ロイター] – インドは26日、新型コロナウイルス感染が急拡大する中、国内のワクチン接種を優先させると表明し、同国製ワクチンを購入している各国に通知した。

インドは、貧困国へのワクチン供給を目的に世界保健機関(WHO)が主導する国際的枠組み「COVAX」への英製薬大手アストラゼネカのワクチン提供を遅らせると報道された。

インドは6050万回分のワクチンを輸出しており、国内の接種回数を上回る。輸出の全面禁止はしない方針を示している。

インドのジャイシャンカル外相はタイムズ・ネットワークのインディア・エコノミック・エンクレーブに対し、「今後数週間から数カ月のうちに、明らかな需要の急増があり、人々はそれに備えている」と話した上で、「インドではコロナ感染率が上昇しており、国内のワクチン接種範囲を拡大させると各国に伝えた」と明らかにした。

GAVIアライアンスは声明で、COVAXはインドの製薬大手セラム・インスティチュート・オブ・インディア(SII)による輸出の遅れで影響を受けるすべての国に通知したと発表した。

インドはSIIからの供給の多くを国内の接種に回しており、別の国内製薬大手バーラト・バイオテックは生産を増やそうと奮闘している。 インドのバルダン保健・家族福祉相はオンラインサミットで、「政府はすでにワクチン接種対象を近く拡大することを計画している」と明らかにした。

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