韓国ソウル、2032年夏季五輪の南北共同開催案を提出

[ソウル 1日 ロイター] – 韓国のソウルは1日、2032年夏のオリンピック(五輪)を北朝鮮の平壌と共同で開催する案を国際オリンピック委員会(IOC)に提出したと明らかにした。2032年夏季五輪の開催都市はすでにオーストラリアのブリスベンが優先候補となっている。

韓国と北朝鮮は2018年の南北首脳会談で五輪の共同開催を目指すことで合意した。しかし2019年の米朝首脳会談が北朝鮮の非核化を巡り不調に終わって以降、南北関係も冷え込んだ。

ソウル市は、開催都市はまだ確定しておらず提案書を送ったと説明。「スポーツを通じた世界平和というIOCのビジョンを実現することになると強調し共同開催の必要性を伝えた」としている。

ソウル市当局者は、共同開催案は北朝鮮側を共有しているのかという質問に対し、提案は関係当局の協議の結果であり、統一省が北朝鮮との協議を目指すと述べた。

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