日米豪印戦略対話加盟国がサプライチェーンの回復力強化を推進
サプライチェーンの回復力の強化および重要な技術要素の中国依存の軽減に向けて、インド太平洋地域の提携諸国が協力を図っている。
2021年3月12日、通称「Quad(クアッド)」として知られる日米豪印戦略対話(4か国戦略対話)に参加するオーストラリア、インド、日本、米国は仮想形式で初の首脳会談を開催し、重要・新興技術などの分野における協力を目的として作業部会(WG)を設立すると発表した。首脳会談後に発表された共同声明によると、作業部会は各国の革新技術の開発の推進を焦点に当てて構成されることになる。
サプライチェーンの回復力に関しては、これ以前にも2つのイニシアチブがすでに発表されている。日豪印が2020年に開始した「サプライチェーン・レジリエンス・イニシアチブ(SCRI)」およびサプライチェーン回復力の強化を目的として2021年2月24日にジョー・バイデン米大統領が署名した大統領令である。
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