米、インドからの入国禁止へ 外国人の大半が対象 5月4日から

[ワシントン 30日 ロイター] – バイデン米大統領は30日、インドで新型コロナウイルス感染が深刻化している状況を踏まえ、入国規制を導入すると発表した。

米東部時間5月4日午前0時から施行され、過去14日以内にインドに滞在した外国人の大半が米国への入国を禁止される。ただし、米国の永住権保有者とその家族、留学生などの一部の外国人は対象外となる。

新規制は米疾病対策センター(CDC)の提言に基づくもので、「新型コロナ感染者数が極めて多く、複数の変異株が流行しているため」という。

バイデン大統領がこの日、入国規制を実施する布告に署名した。布告では、インドが「世界の新規感染者数の3分の1以上を占める」とし、インドから「米国に入国する渡航者を対象に、わが国の公衆衛生を保護するための積極的な措置が必要だ」とした。

インドでは9日連続で新型コロナ新規感染者が30万人を超え、保健省によると、過去24時間の新型コロナウイルス新規感染者は38万6452人で過去最多を更新した。

英国やドイツ、イタリア、シンガポールなども、同様の入国規制をインドに課している。

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