(Photo by Anthony Devlin/Getty Images)
【医学古今】

低体温と脾腎陽虚

最近、低体温の人が年齢を問わず増えています。通常の適正体温は36.5度くらいで、平熱が36度以下になると体内の酵素の働きが低下し、新陳代謝が悪くなり、免疫力も低下します。低体温になると病気に罹りやすくなり、さまざまな辛い症状を招いてしまうことが予測できるのです。

 低体温の患者さんに現れる症状は、倦怠感、身体の重さ、朝の目覚めの悪さ、昼間に眠くなる、四肢末端の冷え、腹痛、下痢、頻尿、肩こり、頭痛、腰痛、生理不順など、実にさまざまなものがあります。

 低体温になる原因は、現代医学の面からは環境要因や飲食習慣、運動不足、ストレスなどが指摘されています。しかし同じ条件下で生活していても、みなが同じように低体温になるわけではありません。つまり低体温になるのは上記の要因以外に、もう一つ重要な要素、つまり基礎体質を考えなければなりません。漢方医学の面から見た低体温になりやすい基礎体質は、「脾腎陽虚」です。

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