USTR代表、中国脅威へ対応で新たな通商法制の必要性指摘

[ワシントン 13日 ロイター] – 米通商代表部(USTR)のタイ代表は13日、中国の反競争的行為が米国の主要なハイテク産業にもたらす脅威について、損害が発生してから対応するのではなく、予防のための新たな通商法制が必要との認識を示した。

下院歳入委員会の公聴会で、現行の通商関連法制は、ダンピング(不当廉売)や不当な補助金といった反競争的慣行で既に損害を受けた国内の産業や企業を守ることに重きが置かれていると指摘。通商関連法の多くは50─60年前に制定されたものだとし、「われわれが現在抱える問題に対応するため、通商に関する手段を強化したい」と語った。

米通商関連法は国内の鉄鋼業界に関し、中国が過去20年で構築した膨大な生産能力による損害を防ぐ機能を十分に果たしてこなかったと説明。中国の産業振興計画は、他の業界でも同様のことが起こり得ると示しているとした。損害を予測して予防し、できる限り早く対応することを可能にする手段が必要だと訴えた。

▶ 続きを読む
関連記事
EU、オランダ、ドイツ、ギリシャが、米国主導の「パックスシリカ」構想に新たに参加した。同構想は、中共との競争激化に対応すべく、AI関連の技術サプライチェーンを強化することを目的とする
米国とイランの交渉進展を受け、ホルムズ海峡をめぐる緊張が一時緩和し、国際原油価格は下落した。米専門家が、価格上昇の背景には供給不足ではなく物流不安と市場心理があったと分析
米司法省は、暗号資産投資詐欺やサイバー詐欺で得た資金の移転や洗浄を支援していた疑いで、カンボジアを拠点とする匯旺集団関連のクラウドサービスのアカウントを差し押さえた
17日、日本人の男女9人を含む外国人17人が特殊詐欺関与の疑いで現地当局に拘束されたことが分かった。ラオス警察当局が22日に発表
中国共産党の「民族団結進歩促進法」施行を前に、台湾の頼清徳総統が越境弾圧への警戒と民主国家の連携強化を訴えた