アングル:ガザ情勢巡る国連外交、孤立する米国に代わり中国が主導権

[ニューヨーク 19日 ロイター] – 中東のパレスチナ自治区ガザの戦闘激化を巡って、国連で米国が孤立し、中国に国際社会における指導力と信頼性を誇示する絶好の機会を与えている──。複数の外交官は、こうした見方を示した。

トランプ前米大統領の「米国第一主義」を批判し、国際協調路線の復活を打ち出したバイデン大統領にとって、就任数カ月で早くも試練が訪れた形だ。

国連安全保障理事会では過去1週間、イスラエル軍とパレスチナ武装勢力の双方に敵対的な軍事行動をやめることを求める声明案を発表しようとする動きに対し、イスラエルと強固な同盟関係にある米国が繰り返し反対。これに業を煮やした安保理議長国・中国の王毅国務委員兼外相は公然と、米国が声明発表を「妨害」していると批判した。

▶ 続きを読む
関連記事
米軍とイスラエルが「壮絶な怒り」作戦を開始した後、イランは報復攻撃を開始した。しかし、発射されたミサイルや無人機は空域で拡散し、軍事目標だけでなく周辺国にも被害を及ぼしており、複数の国が強い不満を示している。
2月、英ロンドンに位置する大英博物館前で、法輪功学習者を狙った暴力事件が起きていた。ロンドン警察は事件を重く受け止め、刑事事件として正式に捜査を開始。中共による越境迫害の一環だと指摘
台湾の国防部系シンクタンク「国防安全研究院」の研究員によると、米とイスラエルの軍事作戦では、イランの防空体制はほとんど機能せず、「張り子の虎だった」と指摘する。専門家はその背景に中国製の防空システムに3つの弱点があると分析
米ルビオ国務長官が「蒋介石を解き放つ」と発言し注目を集めた。これを受け、台湾民進党議員は国民党に対し、反共姿勢を強めるよう呼びかけた
ハメネイ師の次男モジタバ・ハメネイが後継者となるとの見方が出ている。イスラエルの国防相は、イランの「テロ政権」が誰を新たな指導者に据えたとしても「排除対象になる」と警告