米映画業界誌、中国との関係を反省 「熱狂的からデカップリングへ」
米映画・エンターテインメント情報誌「ハリウッド・リポーター(The Hollywood Reporter)」電子版は21日、米映画界が中国市場に進出するため、中国当局の顔色を伺ってきたことについて反省する記事を掲載した。関係者は、記事は米ハリウッド映画業界にある中国当局を批判してはいけないとのタブーを打破したと認識を示した。
同記事は、「熱狂的な取引関係からデカップリングへ:中国とハリウッドのロマンスが終わろうとしている」とタイトルが付けられた。記事はこのほど、映画『ノマドランド』でアカデミー賞監督賞を受賞した北京生まれのクロエ・ジャオ監督に言及した。アジア出身の女性として初となる歴史的な受賞となった。
ジャオ監督は2013年、米メディアのインタビューで、「中国は嘘ばかり」などと語り、中国当局を糾弾した。このため、中国国内では、ジャオ監督本人に関する情報や、同氏のアカデミー賞受賞作品『ノマドランド』について、情報規制やネット検閲が行われた。
関連記事
中間選挙直前の米中首脳会談は選挙目当ての演出なのか。習近平が抱える国内事情と短期の貿易休戦を読み解き、トランプが「強い立場」から自国の労働者と経済の利益を優先して仕掛けた交渉戦略の意図と背景を論評する
中国当局は半導体やAIなどの先端技術に巨額を投じる一方、家計消費は低迷し、若者の就職も厳しさを増す。投資と借り入れに頼る成長の限界を分析する
中国の経済学者らは、地方政府の債務問題が不動産不況以上に深刻だと警鐘を鳴らした。企業間の連鎖債務は約30兆元に上り、金融機関や不良債権処理会社にもリスクが広がっている
米軍がホルムズ海峡で新たな兵器を投入した。1回の攻撃にかかるコストは、ミサイルを発射するよりはるかに安いという。
中国は人型ロボットを次の成長戦略に据え、政府調達と補助金を大幅に拡大している。一方、現場では低い作業効率や学習データ不足、収益化の困難が残る。国家主導の量産競争は、新たな過剰生産を招くのか