コロナ対応で米国はインドと連携=ブリンケン国務長官

[ワシントン 28日 ロイター] – 米国のブリンケン国務長官は28日、米国とインドは新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)への対応に協力して取り組んでいると述べ、コロナ危機に直面するインドを支援すると強調した。

インドのジャイシャンカル外相は国内でコロナ感染第2波が広がる中、米国を訪問して支援を要請。国務省でブリンケン氏と会談し、米国の支援と連帯感への謝意を伝えた。

ブリンケン氏は「新型コロナ感染の初期段階でインドが米国のために尽力してくれた。今度はわれわれがインドを支援したい」と述べた。

両国の協力関係は「不可欠」で「強固」であり、「一段と生産的」になっていると説明。新型コロナへの対応で両国は連携していると強調した。

また、気候変動への対応にもともに取り組んでいるとし、日本、オーストラリアを含む4カ国の枠組み「Quad(クアッド)」や国連機関を通じて、地域や世界各国における多くの課題に取り組むため協力していると述べた。

ジャイシャンカル氏は「われわれにとり非常に厳しい時期に、強い支援と連帯感を示してくれた米国に感謝している」と述べた。

米国とインドはともに中国の台頭への懸念を示しており、ここ数年クアッドを通じて関係を強化している。

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