イスラエル、ベネット新政権発足 ネタニヤフ氏退陣

[エルサレム 13日 ロイター] – イスラエル国会は13日、右派政党「ヤミナ」のベネット党首が率いる連立政権を承認し、歴代最長の12年続いたネタニヤフ政権に終止符が打たれた。

ただ、国会での投票は賛成60、反対59の僅差となり、左派から中道、右派、アラブ系政党まで幅広い勢力で構成し、ネタニヤフ氏の退陣以外に共通点の乏しい連立政権の危うさが浮き彫りになった。

ネタニヤフ氏は「下野する宿命なら、政権を打倒できるまで堂々とそうする」と述べ、「人々が考えるより早く」その時が来ると、早期の政権復帰に意欲を示した。

新政権は、パレスチナ政策など激しい議論を呼ぶ国際問題を棚上げし、国内の改革に注力する方針だ。

元国防相のベネット氏は、ヨルダン川西岸の一部併合を唱える。パレスチナでは、ベネット氏もネタニヤフ政権と同様に右派寄りの政策を模索するとの見方が強い。

ネタニヤフ氏は1996─99年と2009年以降に首相として政権を率いた。しかし、過去2年間に実施された4度の総選挙では勝利を収められず、汚職疑惑を巡る裁判も逆風となった。

新政権の連立合意では、23年に中道「イェシュアティド」のラピド党首がベネット氏に代わって首相に就く輪番制をとる。

バイデン米大統領はベネット、ラピド両氏と新内閣に祝意を示し、「両国の緊密で持続的」な関係の強化に向けてベネット氏と協力するのを心待ちにしていると述べた。

バイデン氏は声明で「米政権は、イスラエル人、パレスチナ人、地域の人々の安全保障と安定、平和を推し進めるため、イスラエル新政権と協力することに全面的にコミットしている」とした。

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