7月1日、オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は、国内の新聞業界団体、カントリー・プレス・オーストラリア(CPA)に対して、ニュースコンテンツを巡り米フェイスブックおよびグーグルと団体で交渉する権限を与える提案をしたと明らかにした。写真はフェイスブックのロゴ。カリフォルニア州サンノゼで2019年4月撮影(2021年 ロイター/Stephen Lam)

豪当局、FB・グーグルと新聞業界の団体交渉提案 記事使用巡り

[1日 ロイター] – オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は1日、国内の新聞業界団体、カントリー・プレス・オーストラリア(CPA)に対して、ニュースコンテンツを巡り米フェイスブックおよびグーグルと団体で交渉する権限を与える提案をしたと明らかにした。

CPAには約160の国内紙を発行する81の報道機関が加盟している。ACCCによると、CPAは、加盟機関がフェイスブックとグーグルとコンテンツの支払い契約を結ぶことができるよう許可を求めている。

ACCCのシムズ委員長は「160紙を発行する機関に団体交渉を認めれば、フェイスブックおよびグーグルとの間に存在する交渉力の不均衡をかなり解消することができる」と説明した。

オーストラリア議会は今年に入り、フェイスブックとグーグルに対して、ニュース記事使用料を国内報道機関に支払うことを義務付ける法案を可決した。

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