2021年5月、中国河北省・保定市定興県の慈善団体が運営する食堂で無料昼食が提供されるのを待つ高齢者(AP通信社)

専門家等の見解:発表の遅れた中国国勢調査が暗い見通しを示唆

中国が10年に一度実施している国勢調査の結果では中国の人口増加率は低下を続けている。アナリスト等の見解によると、これは今後数年間で中国の人口動態的、経済的、政治的な危機の要因となり得る「急所」であるという。

2021年5月11日に北京で開催された記者会見で中国国家統計局は、2020年の人口は2019年の14億人から増加して14億1000万人に達したが、10年間の年平均増加率としては1950年代以来の低速を記録したと発表した。同局の発表によると、出生率も4年連続で減少しており合計特殊出生率(女性1人当たりの出産率)は1.3人となる。

2020年後半に実施された同国勢調査の結果では、過去60年で初の人口の絶対的減少の危機から辛うじて免れた感があるが、平均年間人口増加率の減速が続いていることは明らかで、今回の調査では2000年から2010年の増加率0.57%よりも低い0.53%となった。

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