続く法輪功迫害 2021年上半期、9470人に被害 「中共は間違っている」住民の声
中国共産党は1999年7月20日、法輪功学習者に対する迫害を始めた。現在まで、22年続いている。法輪功に関する情報を伝える明慧ネットによると、2021年上半期、9470人の法輪功学習者が、中国共産党に連行され、嫌がらせを受けた。
統計によれば、迫害を受けた学習者は中国の30省・自治区・直轄市まで広く分布している。そのうち、3291人が連行され、6179人が嫌がらせを受け、312人が洗脳クラスに送られ、1384人が家宅捜査を受けた。さらに、78人が家を離れ、118人が強制採血され、11人が身体検査され、3人がDNA検査までされた。
職業は、国家公務員、大学教授、准教授、博士、弁護士、記者、警察官、上級エンジニア、会計士、医師、企業家などのエリートが含まれている。最高齢は94歳、最年少は12歳だった。
山東省の孫丕進さん 連行翌日に死亡 妻は迫害死 娘は拘禁中
山東省臨沂市の警官は今年6月17日、畑で農作業をしていた孫丕進さんを連行して暴行した。翌日に、孫さんは死亡した。
孫さんの家族が死因を明らかにするため、遺体を調べたところ、頭部が割れ脳が露出し、片方の目がなくなり、体は平たい状態だったという。中共当局は、孫さんが医院でPCR検査に協力しなかったため、ビルから飛び降りて死亡したと説明した。病院の情報を公開するのを拒んだという。
これ以前に、同氏の娘・孫嬌嬌さんは、蒙陰県派出所の警官に連行されて家宅捜索を受け、家財を押収された。現在、娘は臨沂市留置場に拘禁されている。同氏の妻・于在花さんも「真・善・忍」の信仰をあきらめないとして、長年にわたって迫害を受け、冤罪を晴らせないままこの世を去った。47歳だった。
吉林省伊通県の「ゼロ行動」、劉鉄民さんと姜維彬さんが死亡
昨年から続いている「ゼロ行動」の迫害により、吉林省伊通県伊通鎮で、3月中旬に学習者の劉鉄民さんが迫害により死亡し、4月3日に学習者の姜維彬さんが死亡した。
「ゼロ行動」とは、法輪功学習者をゼロにする中国当局の行動を指している。これにより、一部の学習者は放浪生活を余儀なくされた。明慧によると、他県でバイトをする学習者もいるため、中共関係者は人員を派遣して管轄区内の学習者を尾行したり、無人機を使って尾行して撮影したり、さらに親族の携帯電話を盗聴し特定したり、近隣の都市に行って学習者を連行したりしているという。
武漢市民 「中共はおかしい、悪人を逮捕せず、良い人を連行している。もう終わりだ」
湖北省武漢市の大智街派出所の警官らは、今年5月から管轄区内の学習者に対して、嫌がらせや連行を行っている。法輪功学習者の陳同芳さんの家の近くにパトロールカー2台で出動し、陳さんを連行しようとした。陳さんは逃げ出したが、現在行方不明になっている。
明慧によると、近所の住民たちは陳さんが正直で善良な人だと評判がよく、「真・善・忍」に従って心を修め、体も健康になったのに、中共が彼女を連行しようとしていると知っている。「中国共産党がおかしい!悪い人を逮捕せず、良い人ばかり連行している。本当に終わりだ」と発言したという。
(大紀元日本語編集部)