NASA、月面着陸船開発でスペースXとの作業中断 訴訟受け
[ワシントン 19日 ロイター] – 米航空宇宙局(NASA)は19日、ジェフ・ベゾス氏が設立した米ブルーオリジンがNASAの月面着陸船の単独発注を巡り政府を相手に訴訟を起こしたことを受けて、イーロン・マスク氏が率いる米スペースXと結んでいる契約における作業を一時的に停止すると明らかにした。
NASAの月面着陸船の開発には、ブルーオリジン、スペースX、ダイネティクスの3社が名乗りを上げていた。NASAは今年4月、スペースX1社に29億ドルで発注することを決めた。
一方、ブルーオリジンはNASAがスペースXに単独発注したことを不服として米政府を提訴した。
NASAはこの日声明を発表し、スペースXとの契約における作業を11月1日まで一時停止すると発表。「NASA当局者は、司法省と協力してこの件を詳細に検討しており、迅速な問題解決を期待している」と説明した。
ブルーオリジンは、スペースXの単独受注について米政府監査院(GAO)にも抗議したが、GAOは先月この抗議を却下した。
関連記事
最近、バルト海にある二本の重要な海底ケーブルが損壊し、ドイツ、スウェーデン、フィンランド、リトアニアの四か国が […]
米国議会は中国の最恵国待遇の取り消しを提案。AI技術競争において優位を目指す「AIマンハッタン計画」も始動。中国経済への影響が注目される
トランプ次期大統領は緊急事態宣言を準備し、不法移民の強制送還計画を発表した。計画では特に中国籍の兵役年齢の男性を優先している
米司法省は最近、IR事業をめぐり日本の政府関係者に賄賂を渡すよう指示して、中国企業のCEOを海外腐敗行為防止法違反の容疑で起訴した。
豪州初の女性宇宙飛行士ベネル=ペッグ氏は、シドニーの会議で「宇宙には地球上の砂浜の砂粒に例えるほどの恒星があり、生命の存在は確実だ」と語り、太陽系内外での地球外生命探査の可能性に期待を寄せた。「宇宙での発見は生命の理解を深める貴重な手がかりになる」と強調。