ハリス米副大統領は26日、シンガポール、ベトナム歴訪の締めくくりにあたり、米国は競争を歓迎すると表明、中国との対立は望んでいないが南シナ海の領有権などの問題では意見を主張していくと述べた。会見での代表撮影。(2021年 ロイター)

米副大統領、南シナ海巡り「意見主張していく」 アジア歴訪終了

[ハノイ 26日 ロイター] – ハリス米副大統領は26日、シンガポール、ベトナム歴訪の締めくくりにあたり、米国は競争を歓迎すると表明、中国との対立は望んでいないが南シナ海の領有権などの問題では意見を主張していくと述べた。

東南アジア歴訪中、副大統領は、中国が南シナ海で「威圧」と「脅迫」を続けていると指摘。中国はこれに対し、中国と東南アジア諸国を分断させようとしていると批判していた。

ハリス副大統領は、ベトナムの首都ハノイで開いた記者会見で「われわれは厳しい競争を歓迎する。対立は求めていないが南シナ海などの問題では意見を主張していく。中国の行動がルールに基づく国際秩序を脅かす場合、声をあげるつもりだ」と述べた。

バイデン政権は中国を最も重大なライバルと位置付ける。ベトナム、ブルネイ、マレーシア、フィリピン、台湾は南シナ海の領有権問題などで中国と対立する。バイデン政権は、政権高官を東南アジアに派遣しており、7月下旬にはオースティン国防長官がハノイを訪問した。

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