中国共産党は若者世代を惹きつけるために、ラップなどの新しい表現形式を利用している。参考写真(Photo credit should read FREDERIC J. BROWN/AFP via Getty Images)

中国共産党がヒップホップ利用 若者引き寄せを狙う プロパガンダ多様化

8月19日、「チベット解放70周年」の記念式典に際して、汪洋(おう・よう)全国政治協商会議主席はポタラ宮前に、「共産党なくして新中国なし、新チベットなし」という趣旨の演説を行った。同日、チベット出身の若者が『あなたに捧げるラップ』という党政策を賛美するヒップホップの楽曲を発表。専門家は「中国共産党は若者世代を惹きつけるために、ラップなどの新しい表現形式を利用している」と警告を発している。

チベット高原の不毛地帯が緑地に変わっていく様子を描き、痩せた土地が高層ビル群と変わるー。『あなたに捧げるラップ』は、共産党主導の経済成長を讃えている。これに先立ち、中国共産党結党百周年の際、数人のラッパーは中国共産党100年を祝う楽曲『百年』を演出した。

ラップは1970年代初め、ニューヨークのサウス・ブロンクス地区から生まれたと言われている。中国政府はかつて、ラップなどのヒップホップ文化をアンダーグラウンド文化とし、反体制的なメッセージが含まれやすいと考えていた。2018年、中国政府はラッパーや刺青のある芸能人をテレビやラジオに出演させないという方針を示した。

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