平壌の広場で祝賀行事のためダンスイベントに参加する学生ら青年たち (Photo by KIM WON JIN/AFP via Getty Images)
【米国思想リーダー】

北朝鮮、飢餓を利用して人々を制御=脱北者パク・ヨンミさんインタビュー(4/6)

13歳の時、北朝鮮から中国へ脱出したパク・ヨンミさん。人身売買業者に奴隷として売られた後、モンゴルのゴビ砂漠を越えて韓国に亡命した。北朝鮮にいる人々は抑圧という概念もなく、奴隷のような状態であるという認識もないという。ヨンミさんは15歳で韓国にたどり着くと、これまで北朝鮮で知り得なかった価値観を手にした。

私は15~16歳の頃から、韓国で育ちました。そこで言われたのは、「米国人はろくでなしではない」ということでした。米国人は韓国を植民地にしているわけでもなく、良い人たちだと聞きました。北朝鮮で信じていたことは全て嘘であり、韓国で言われたことが真実だ、と聞かされました。

しかし、ヨンミさんは、今まで北朝鮮で身につけた認識をすぐさま否定することはできなかった。共産主義体制の邪性について、ヨンミさんは、監視社会や狭小な世界における支配環境を描いたジョージ・オーウェルの小説「動物農場」から理解を深めたという。

▶ 続きを読む
関連記事
中国が進める「軍民融合」の実態を解説。商船をミサイル艦へ転換する「中大79」や、戦車を輸送する大型フェリー、さらに「海上民兵」という民間を装う準軍事組織の脅威など、偽装される海上戦略の深層に迫る
世界保健機関(WHO)のパンデミック対策の目玉として鳴り物入りで進められてきた「パンデミック協定」の最終合意が、またも合意不達のまま延期となった。この事は何を意味するのか
日本の象徴である富士山の山頂で、中国人観光客が突然、中国国旗を振りかざした。これに対してアメリカ海兵隊員と推測される人物が日本国旗を振り返した事がXで議論を読んでいる。この出来事から現代中国人の言動に大きな影響を与えている中国共産党文化の毒素が現れている
IMFが中国経済の危機を分析。共産主義の統制が壁となり、国民の消費が進まない歪んだ構造を指摘しています。なぜハイテク投資ばかりで生活が楽にならないのか? 中国が抱える「イデオロギーと経済」の矛盾を解説
ホルムズ海峡の混乱により、世界の注目は紅海の入り口「バブ・エル・マンデブ海峡」へ。ジブチで隣接する米中両軍の基地を比較し、輸送ルートの支配権を巡る現状を解説。米国の圧倒的優位と中国の弱点を解き明かす