2019年7月26日、カンボジアのリアム海軍基地で、同国の海軍関係者が桟橋を歩いている様子(TANG CHHIN SOTHY/AFP via Getty Images)

カンボジアの海軍基地に新たな建設活動 中国軍関与の疑い 米大使館が非難

中国による軍事利用の可能性が懸念されているカンボジアのリアム海軍基地で新たな建物の建設が確認されたことを受け、米国大使館はカンボジア政府の対応を非難する声明を発表した。ロイター通信が13日報じた。

 

米シンクタンク「戦略国際問題研究所(CSIS)」は2日、リアム海軍基地で8〜9月に3つの新しい建物と新しい道路の建設が始まったことを示す衛星画像を公開した。

ロイターによると、米大使館の報道官は声明で、カンボジア内に外国の軍事基地を設けることは同国の憲法違反に当たるとし、地域の安全保障をも損なうことになると非難した。

同基地はベトナムなど諸国が中国と領有権を争う南シナ海の入り口に位置する。米中両国は軍事的な要地とみている。

▶ 続きを読む
関連記事
中露の緊密な連携がもたらす地政学的危機と、日本の新インテリジェンス体制『国家情報局(NIB)』の脆弱性を冷徹に解剖。民間企業に忍び寄る技術強奪や認知戦の脅威に対抗する、ビジネス防諜のあり方を提言
米空軍傘下の中国航空宇宙研究所は、西側の企業や大学など426機関が中共軍や国防研究機関と交流していたとする報告書を公表した。極超音速ミサイル、電子戦、潜水艦、先進レーダーなど軍事転用可能な技術も含んでいる
米連邦陪審は、フィリップスのX線技術に関する営業秘密を盗み、中国の競合企業のために利用した元技術者に有罪評決を下した。元同僚2人も罪を認め、中国企業や幹部も起訴されている
中共系シンクタンクが、米元軍高官と中国の核兵器研究機関をつなぐ秘密の交流ルートを構築していた。米保守派記者の調査報告が、その仕組みと関係組織を明らかにした
最近、ニュージーランドの情報機関は脅威評価で中共のスパイ活動などをを相次いで名指している