台湾情勢を引き続き注視=米加軍艦の台湾海峡通過で官房長官
[東京 18日 ロイター] – 松野博一官房長官は18日午前の会見で、米国とカナダの軍艦による台湾海峡通過について、台湾海峡の平和と安定のため、当事者間の直接対話に期待するのが日本の立場だとし、今後も情勢を注視すると述べた。
米加軍艦の海峡通過について「報道で承知しているが、そのような動きのひとつひとつにコメントするのは差し支える」と回答した。その上で「(中国と台湾の)両岸関係は経済を中心に深い結びつきを有している一方、 軍事バランスは全体として中国側に有利に変化してきている」と指摘。日本政府としては、「台湾海峡の平和と安定が重要であると考えており、台湾をめぐる問題が当事者間の直接の対話により、平和的に解決されることを期待するのが従来からの一貫した立場」として、「台湾をめぐる情勢について引き続き関心をもって注視する」と強調した。
共同通信の世論調査で岸田政権に対して安倍・菅路線からの転換を求める声が全体の68%に上った結果については、「岸田内閣としては、首相の所信表明演説にあるように、国民の声を真摯に受け止めてかたちにし、信頼と共感を得られる政治を基本的方針としている」と答えた。
関連記事
数百万円のコストで船舶に甚大な被害を与えられるドローンが普及する一方で、現状、ドローンを撃墜するのに1発当たり約1億円を超えるミサイルで対応している。費用対効果の見直しは喫緊の課題だ。ドローンの飽和攻撃に対抗できる武器はあるのか
米国のインド太平洋軍司令官、海軍大将サミュエル・パパロ氏が、ロシア・ウクライナ戦争と中東の紛争が米国の弾薬在庫を減少させていると警告。パパロ氏は、中国共産党との潜在的な衝突に備え、アメリカ軍は在庫補充と拡充が必要だと述べました。
米国海軍では、今後、新規に浸水する潜水艦より、退役する潜水艦の方が多いという状況が生まれてしまうかもしれない。
「アメリカ原潜シーウルフ、日本到着」
2022年、アメリカ海軍のシーウルフ級潜水艦シーウルフ(SSN 21)が日本に到着。高度な秘密を保持されるこれらの潜水艦は、情報収集や特別任務を主に行う高速攻撃潜水艦であり、地上攻撃巡航ミサイルや魚雷も装備しています。
レーザー兵器を搭載したアメリカの駆逐艦プレブルが、中共対策として日本の横須賀に配備された。低コストで無人機やミサイルを破壊できる新型レーザー、Heliosの試験が進行中。