アメリカ国防総省のヘグセス長官は3月4日、アメリカの潜水艦が前日夜、インド洋でイラン海軍の軍艦1隻を撃沈したと明かした。魚雷による敵軍艦の撃沈は、第2次世界大戦以来初めてだと強調した。スリランカ側は、この事件で少なくとも80人が死亡したとしている。
ヘグセス氏は同日、国防総省でアメリカ軍による対イラン軍事作戦「壮絶の怒り」の最新状況を説明した。米潜水艦がスリランカ南部沖でイラン軍艦を撃沈したと述べ、これによりアメリカの対イラン海軍攻撃の範囲が大きく拡大したとの認識を示した。
「アメリカの潜水艦が、国際水域なら安全だと考えていたイラン軍艦を撃沈した。結果として、その艦は魚雷で沈められ、静かに沈没した」と語った。
さらに「イラン海軍はペルシャ湾の海底に沈んだ」としたうえで、「アメリカが魚雷で敵艦を撃沈したのは、第2次世界大戦以来初めてだ」と付け加えた。
ヘグセス氏はまた、アメリカ軍がこのイラン軍艦を攻撃した際の映像をXに投稿した。
スリランカ副外相によると、この攻撃により少なくとも80人が死亡した。攻撃対象となったのは、イラン海軍のフリゲート艦「デナ」で、当時はインド東部の港からイランへ帰還する途中だったという。
スリランカのヘラット外相は議会で、この軍艦には計180人が乗艦していたと説明した。
米ケイン統合参謀本部議長は同日の記者会見で、アメリカ海軍の潜水艦がマーク48型魚雷を使用してイラン軍艦を撃沈したと述べた。
「これは、アメリカが世界規模で敵艦を捜索し、発見して撃沈する能力を極めて高い水準で示したものだ」と語った。
スリランカ海軍のサンパト報道官は、これまでに数人の遺体が引き揚げられており、イラン軍艦の乗員とみられる。
ケイン氏は、アメリカ軍がこれまでに2千か所以上のイラン関連施設を攻撃したと説明した。20隻以上のイラン海軍艦艇が破壊され、その中には潜水艦1隻も含まれており、これによって同地域におけるイラン海軍の戦力は大きく弱体化したと述べた。
ヘグセス氏は同日、イランに対する軍事的圧力をさらに強めていく方針を示した。
「これはまだ始まりに過ぎない。我々は減速するのではなく、むしろ加速している」と語った。
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