11月29日、台湾の邱国正・国防部長(国防相)は、中国の軍用機27機が前日、防空識別圏に侵入し、台湾空軍の戦闘機がスクランブル発進したことについて、台湾軍を疲弊させることが中国の狙いだが、台湾は対抗できると表明した。写真は台湾と中国の旗のイメージ。4月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

中国軍機の侵入、台湾軍の疲弊が狙い 対抗可能=台湾国防相

[台北 29日 ロイター] – 台湾の邱国正・国防部長(国防相)は29日、中国の軍用機27機が前日、防空識別圏に侵入し、台湾空軍の戦闘機がスクランブル発進したことについて、台湾軍を疲弊させることが中国の狙いだが、台湾は対抗できると表明した。

立法院(議会)で記者団に「相手の狙いは(台湾軍を)じわじわと疲弊させ、自らの力を誇示することだ。相手には力があるかもしれないが、台湾軍は対抗措置があることを示した」と述べた。

さらに、状況は「非常に深刻だ」とし、防空識別圏に侵入した軍用機のタイプを引き続き分析する意向を示した。

国防部によると、今回は18機の戦闘機、5機の爆撃機H─6に加え、従来と違って空中給油機Y─20の機影も確認された。爆撃機と戦闘機6機は台湾南部からバシー海峡に抜け、太平洋を経由して中国本土に戻っていったという。

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