米欧がベラルーシに追加制裁、移民問題で 英加も連携
[ワシントン 2日 ロイター] – 米国や欧州連合(EU)などは2日、ベラルーシのルカシェンコ政権が意図的に移民や難民をEUに送り込んでいるとして、追加制裁を発表した。英国やカナダも連携する協調行動となった。
米政府の制裁は、ルカシェンコ大統領の息子や政府高官を含む20個人と、12団体が対象で、ベラルーシの防衛や安全保障、カリウム産業を標的としている。米国人によるベラルーシが新規発行する債券の取引も制限する。
EUは裁判官や政府高官を含む17個人と、国営航空会社を含む11団体を新たに制裁対象に追加した。カナダは24個人と7団体を新たな制裁対象とした。
ベラルーシ外務省はEUによる制裁について、ベラルーシ市民を苦しめると反発し、報復措置を取ると表明した。
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