それから150日後、世界を覆い尽くした大洪水が引き始め、ノアの方舟は現在のトルコ「アララト山」の山頂に流れ着きました。画像はイメージ写真です(Shutterstock)

ノアの方舟(中) 神がノアの家族を選んだ

『聖書』によると、アダムとイブは、禁断の果実を食べたことで、エデンの園から追放されてしまいました。人間界で生活をし始めたアダムとイブには、徐々に子孫が増えていきました。しかし、人が増えるにつれて、貪欲、嫉妬、怨恨、邪悪などの良くない思考も増えていき、次第に争い始め、略奪し始め、世界は乱れ、悪事が増し、暴虐で満ちていました。ヤハウェは悪が世の中の広い範囲にわたって蔓延しないように、人類を滅ぼすことを決意したのです。

ノアは善良な信者です。神の教えに完全に従い、常に善良な心を持ち、3人の息子も彼の厳しい教育の下、正しい道を歩み始めました。ノアが480歳の時(その時代、人類の寿命は900年に達していたと言われている)、ヤハウェは、神がノアの家族を新しい人類の種として選んだことを伝えました。また、善良な心を取り戻さなければ、人類は洪水によって滅ぼされるとも伝えました。しかし、ヤハウェは人々が滅びるのを見るのを望まず、彼らが反省し、自分の行いを正す時間として大災害を120年先に延ばし、最後のチャンスを与えました。

生き延びるために、ヤハウェはノアにゴフェルの木を使って方舟の建設を命じました。ゴフェルの木は樹脂を多く含んだ檜の一種で、水に強いので、方舟建造の最高の素材でした。そして、方舟を作ってから、内側と外側に松の木のヤニを塗るのです。

▶ 続きを読む
関連記事
恐怖は心だけでなく、体にも影響を残すことがあります。頻尿、不眠、動悸と腎の関係を中医学の視点で解説します
「もう年だから」「今さら遅い」。そう思っていませんか?向上心は年齢に関係なく、誰もが持てるものです。日常の中で実践できる7つの方法で、もう一度「なりたい自分」を目指しましょう
一枚の桑の葉が蚕の体内で絹糸へと変わり、礼制や衣冠文化を支え、五千年の中華文明を紡ぎ出していく。小さな生命の神秘と悠久の歴史の源流、そして万物に宿る秩序と思索を描いた文明論エッセイ
数百年を生きるグリーンランドサメの目は、200歳を超えても衰えていなかった? 最新研究で判明した、老化しない網膜と強力なDNA修復機構の驚くべき実態とは。人間の視力低下を防ぎ、加齢に伴う眼病治療の未来を変える潜在能力に迫ります
良い人生とは何か。快楽、意味、徳という古代哲学の問いを、炎症や寿命、細胞の反応から見つめ直します