世界中のピラミッド(25)チベット

チベット――世界最大規模のピラミッド

カイラス山はチベット高原西部に位置する独立峰で、チベットの最高峰ではないものの、チベット民族に「神の山」と呼ばれ、麓のマーナサローワル湖は「聖なる湖」と呼ばれています。果たして、この場所にピラミッド群は存在しているのでしょうか?

1999年8月から10月まで、ロシアの考古学者チームがチベットで探検をしていました。「神の城」を探している時、世界最大のピラミッド群を発見しました。

チームリーダーのムルダシェフ氏は、チベットには世界最大のピラミッド群が確かに存在していることを確信しており、厳格な数学法則が、チベットのピラミッド群とエジプトのピラミッド、メキシコのピラミッド、イースター島ソールズベリーの巨石を関連付けているというのです。

ロシアの考古学者たちは、高さ100メートルから180メートルくらいの大小さまざまなピラミッドの遺跡を100以上も発見し、これらは6714メートルもあるカイラス山周辺に分布しています。その規模の大きさに驚くばかりです。

2006年5月から6月、ロシアの週刊誌『論拠と事実』は、このことを5回にわたって掲載しました。それによると、チベットのピラミッド群は岩石でできており、また、巨大な人間の彫刻も発掘されたため、チベットにはピラミッドでできた古代建築群が存在しているといいます。

しかし、山をピラミッドに間違えたのではないかという質問も出されました。ムルダシェフ氏もこのことを懸念しており、すべての写真やビデオを念入りに研究調査しました。

ムルダシェフ氏によると、ピラミッドと言えば、ほとんどの人はすぐにエジプトのピラミッドを連想しますが、しかし、ピラミッドには異なる形が存在しており、メキシコとエジプトのピラミッドは階段状で、カイラス山周辺のピラミッドも同じく階段状です。

しかし、カイラス山周辺の山にはこのような構造のものはないため、山をピラミッドに間違えることはないとしています。カイラス山の南西には人工的に作られた山頂への階段があり、側面はよく見られる三角形をしています。

では、チベットのピラミッドはいったい何に使われていたのでしょうか?なぜそれぞれの外観が異なるのでしょうか?ムルダシェフ氏は、ピラミッドの用途に関しては現在まだわからないが、タイムトンネルと何らかのかかわりを持っていると考えています。彼は、100万年前、古代文明を掌握したアトランティス人がこれらのピラミッドを建設したと考えています。

もし、この情報が事実なら、チベットの歴史だけでなく、アジアの歴史も書き換えられることになるでしょう。

(つづく)

――正見ネットより転載
(作者・意文/翻訳編集・天野秀)