2008年北京五輪の開会式が映し出される大型スクリーンを見つめるウイグル人(Peter Parks/AFP via Getty Images)

「高品質の新疆綿」宣伝する中国メーカー 五輪衣服を提供か 米議会、IOCを追及

米議会の「中国に関する議会・政府委員会」は12日、新疆ウイグル自治区で強制労働により生産された新疆綿が五輪関係者の衣類に使用される恐れがあるとして、国際オリンピック委員会(IOC)に対し、中国メーカー2社との契約情報開示を求めた。北京冬季五輪のIOC関係者などが「強制労働によって『汚染』された衣服を着用する可能性がある」と懸念を表明した。

委員会が問題視した2社は中国の大手スポーツ用品メーカー・安踏体育用品(アンタ)と、大手繊維メーカーの恒源祥だ。委員会は12日付のIOC宛て書簡で、強制労働はないとする両社の主張を認めた根拠を示すよう求めた。両社は北京冬季五輪の公式スポンサーとしてIOC関係者らにユニホームなどを提供する。

両社は、これまで新疆産の綿使用を公言してきた。恒源祥は中国の電子商取引プラットフォーム上で「3000時間日光に照らされた高品質の新疆綿」と自社製品を公然と宣伝している。しかし、同社がIOCに提出した「原産地証明書」には、外国産と記載されていた。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の青年が高給な海外の仕事を信じて渡航。 行き着いた先はカンボジアの詐欺拠点だった。 暴力から逃げ、大使館に助けを求めた結果「売られた」 これは実際に起きた話だ
金を払えば免許が取れる。 中国で発覚した「不正合格5677人」の運転免許事件。 未熟なドライバーがそのまま公道へ
「零件(リンジェン)」と自分を呼ぶ中国の庶民たち。失踪が増え、臓器移植が推し進められる社会で、臓器狩りへの恐怖が現実の感覚になっている
病院が弁当とミルクティーを売る時代に。給料未払いが常態化し、治療より商売に走らざるを得ない中国医療の現実
張又侠の拘束で揺れる中共政局。千年の歴史を持つ予言書『推背図』と、世界的予言者パーカー氏の言葉から、習近平政権の末路を読み解く。軍内部の反乱や2026年の体制崩壊説など、中国の激変を暗示する衝撃の分析