中国 「国家安全」で出国制限を拡大

「空港で突然 出国できません」 中国の新規制に広がる不安

2026/08/03 更新: 2026/08/03

「空港で突然、『出国できません』」

中国で9月、「これまでで最も厳しく、不透明」とも指摘される新たな出入国管理規定を施行する。場合によっては、理由も知らされないまま出国を止められる恐れもある。

中国当局は7月31日、新たな出入国管理規定を発表した。9月15日から施行される。

新制度では、「国家安全」などを理由に、これまでより幅広い人に出国制限をかけられるようになる。さらに、国家安全や刑事事件の捜査に関わる場合は、出国禁止の理由を本人に知らせなくてもよいと定められた。

今回の規定で特に注目しているのは、「国家安全」という曖昧な基準で出国を制限できることに加え、場合によっては、その理由も本人に通知しない点だ。当局の判断を検証したり、不服を申し立てたりすることが難しくなるとの懸念が広がっている。

そのため、中国では「空港へ行くまで、自分が出国できるか分からない」「理由も示されずに出国を止められたら、反論も異議申し立てもできない」「『国家安全』なんて何とでも言える。これでは運用が不透明すぎる」といった不安の声が広がっている。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!
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