台湾代表処の名称変更、リトアニア外相「考えていない」
リトアニアのランズベルギス外相は26日、中国からの反発を受けて首都ビリニュスに新設した台湾代表処の名称変更を検討しているとの報道について否定した。台湾側も名称変更の届出はないとしている。
ロイター通信や英フィナンシャル・タイムズ(FT)は25日までに、台湾との関係を深化させたことで中国による経済的報復を被るリトアニアは、台湾代表処の名称変更を検討していると報じた。
ランズベルギス氏は26日の記者会見で、昨年11月に開設した台湾代表処の名称変更計画はないと述べた。ナウセーダ大統領と会談した同氏は、外交政策や中国の経済的な圧迫による貿易課題、中国に対抗するためのEUのコンセンサスと支持を構築する方法について意見を交わした。この会議で名称変更の話は出ていないという。
関連記事
訪日中のランズベルギス・リトアニア外相は6日、松野博一内閣官房長官や鈴木貴子外務副大臣らと会談した。ロシアのウ […]
22カ国の議会と200あまりの議員からなる対中強硬派国際議連「対中政策に関する列国議会連盟(IPAC)」の英国 […]
[台北 15日 ロイター] - 台湾外交部(外務省)は15日、中国がリトアニアに差別的な貿易措置を取ったとして欧州連合(EU)が世界貿易機関(WTO)に提訴した問題で、EUを支援するため、台湾が米豪とともに協議に参加したことを明らかにした。 EUの欧州委員会は先月、中国がリトアニアに対し貿易面で差別的措置を取り、EU単一市場の保全を脅かしているとしてWTOに提訴した。 中国は、台湾が「台湾」の名を
リトアニアのランズベルギス外相は10日、一時的な物価や電気料金の上昇は考えられるが権威主義の中露への依存からは脱却すべきだと語った。また中露がもたらす密接な課題に対処するため世界規模の協力が必要だとした。訪問先のカナダの
豪州を訪問中のリトアニアのランズベルギス外相は9日、威圧行為を強める中国共産党を「ルールに基づく国際秩序を破壊する者」と表現した。この課題に戦略的に対処するため、民主主義的価値を共有する国々の団結を訴えた。両国は中国共産