林芳正外相は10日から13日にかけてクアッド外相会合及び日米韓外相会合に出席する。写真は2021年12月12日撮影 (Photo by Jon Super - WPA Pool/Getty Images)

林外相、クアッド外相会合に出席へ 地域安全保障問題を協議

林芳正外相は10日から13日にかけて、豪メルボルンと米ハワイを歴訪し、日米豪印「クアッド」の外相会合及び日米韓外相会合に出席する。中国共産党や北朝鮮の脅威を念頭に、諸外国との連携強化を図る。10日の記者会見で明らかにした。

メルボルンで開催されるクアッド外相会談では、林芳正外相ほかブリンケン米国務長官、ジャイシャンカル印外相、ペイン豪外相がメルボルンに集う。軍事力を増強し拡張主義を進める中国共産党政権を念頭に、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた具体的な協力について議論する。サプライチェーンの構築や海洋問題、サイバーセキュリティ、ワクチン供与などが議題に上がるとみられる。

林外相は、「日本での(クアッド)首脳会合が予想されており、同会合に向けて一層協力を深める機会にしたい」と述べた。

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