カナダのトルドー首相。 (Photo by DAVE CHAN/AFP via Getty Images)

カナダ・トルドー首相、緊急事態権限の発動を表明 反対する州も

新型コロナワクチン接種義務化に反対するトラック運転手とその支持者らによる抗議運動「フリーダム・コンボイ」に対処するため、カナダのトルドー首相は14日、政府に強い権限を与える緊急事態権限の発動を表明した。

トルドー氏は記者会見で、抗議行動は平和的ではなく経済に害を及ぼしているため、法執行機関を強化するための措置が必要だと述べた。緊急事態法の発動は1988年の制定以来初めて。

「金曜日に、オンタリオ州は(抗議活動による)封鎖に対応するために緊急事態権限を発動した。これは責任のある必要なことだった。今日、これらの努力を継続させるため、連邦政府はより多くの手を打ち状況を完全にコントロールするための準備ができた」とトルドー氏。

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