英人権団体「香港ウオッチ」、ウェブサイトが一部閲覧できず
[香港 15日 ロイター] – 英人権団体「香港ウオッチ」は、同団体のウェブサイトが香港で一部アクセス不能になっていることを明らかにした。
ベネディクト・ロジャーズ最高責任者は、香港国家安全維持法の下で検閲が行われているのではないかとの懸念を表明。同法では警察がサービスプロバイダーに情報の削除を要請できる。
ロジャーズ氏は14日遅くの声明で「単なるシステム障害ではなく、国家安全維持法により、香港の人々がわれわれのサイトにアクセスできなくなれば、インターネットの自由にとって深刻な打撃になる」と表明した。
香港警察のコメントは取れていない。
香港ウオッチによると、インターネットサービスプロバイダーのPCCW、HKBN、中国移動(香港)のネットワークでアクセスが不能になっている。3社のコメントは取れていない。
国家安全維持法第9条では、香港政府が「国家安全に関する問題を巡り」インターネットの規制を強化する必要な措置を講じると明記。言論の自由は「法にしたがって保護される」としている。
香港では昨年、天安門事件の死者を追悼するサイトがアクセス不能になっている。
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