ジナ・レモンド米国商務長官。ホワイトハウスの閣議室にて。2022年3月3日撮影 (Photo by Anna Moneymaker/Getty Images)

米、英国産鉄鋼等の関税を緩和 商務長官「中国の不公正な貿易慣行に対する警告」

レモンド米商務長官は23日、米政府が前日に合意した英国向けの鉄鋼・アルミニウム関税の緩和に関する合意にある監査条項は、中国の不公正な貿易慣行への警告だとブルームバーグのインタビューで述べた。

米商務省の発表によると、6月1日以降、英国産の鉄鋼製品を年間50万トンまで、未加工のアルミ製品を年間900トンまで追加関税の適用除外とする。いっぽう、英国は、蒸留酒や農産物、消費財など、5億ドル相当の米輸出品への課税を撤廃する。

また同協定の下では、中国企業が所有する英国の鉄鋼会社は中国共産党の影響を評価するために財務記録の監査を行うことが義務付けられる。監査結果は米国と共有される。中国政府からの補助金の受給の有無など、生産者およびその親会社の財務情報も監査対象となる。加えて、こうした会社は過剰生産など市場歪曲的な行為はないとする証明書の提出が求められる。

▶ 続きを読む
関連記事
大量の違法な中国製電子たばこが米国に流入しており、その背後に国家安全保障、さらには金融犯罪が関わっている可能性がある
トランプ米大統領は、メキシコがキューバへの石油供給を停止する可能性があると述べた。供給が止まれば、エネルギー不足が続くキューバで全面的な停電に陥る恐れがある
トランプ米大統領は、アメリカとイランが現在、交渉を続けていると明らかにした。また、交渉が決裂した場合、「好ましくない事態が起きる」と警告した
28日、トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に投稿し、アメリカが現在、超大規模な艦隊をイランに向けて接近させていると明らかにした。この艦隊は高速かつ強力な火力を備え、圧倒的な存在感を持ち、空母「エイブラハム・リンカーン」を中核とする。規模は、かつてベネズエラに派遣された艦隊を上回るという。
2月2日、イランの態度に変化が現れた。イランメディアは、同国大統領が米国との核合意交渉を指示したと報じた。イラン当局者は、イランが譲歩し高濃縮ウランを引き渡す用意があるが、同時に米国に軍艦の撤退と制裁解除を求めていると明らかにした。