台湾のど真ん中 埔里(1) どきどきパラグライダー体験で思い切り開放感を味わう【ディープな台湾探見】

埔里(プーリ)は南投県の山間にある盆地の町です。南投県は台湾本島の真ん中に位置し、唯一、海に臨んでいない内陸県です。

県内に台湾最長の濁水渓が流れ、台湾最大湖の日月潭を有し、東北部は台湾に3000メートル以上の合歓山群峰、そして南境は台湾最高峰の玉山(3952m)群峰に囲まれています。県内は良い土壌、水に恵まれ、花卉やお茶、バナナ、梅、竹などの農産物が豊かです。また製酒、製紙、陶芸、竹芸などの産業も発達しています。

今日は埔里にある虎子山の頂上(海拔約555m)に来ました。この台湾地理の石碑は日本植民地時代に設立されたもので、1979年に建て直されたものです。

虎子山の頂上から見下ろすと、埔里の町全体を一望に収めるため、インスタに投稿しても映えるところです。ここに立つと、何か台湾に抱擁されている気がします。頂上は広く平らになっており、パラグライダーの離陸場所になっています。

今日は良い風にも恵まれています。これから人生はじめてのパラグライダー体験、インストラクターと二人で埔里を空から眺めましょう!タンデムフライトコースのため、操縦はインストラクターがします。事前の訓練は不要で、初心者の私でも気軽にチャレンジできました。

装備を装着してから、インストラクターが「行くぞ」と言い、私が力いっぱい前へ走り出すと、

「ワーオ!!」

私は飛んでいました。

動画はこちらから(0:00〜8:43)

 

パラグライダーは鳥のように空を飛び回り、私たちは台湾地理の中心の上を飛んでいます。眼下には埔里の景色が広がり、地上の仲間スタッフも見えます。こんな風に空を飛ぶことができるなんて思いもしませんでした。

パラグライダーに乗り、空を飛ぶのはどんな感じでしょうか? 私に言わせると風に乗ってゆっくり空を飛び回ると、とても気持ちがよいです。

インストラクターが高度を上げる動きにつれ、パラグライダーの高度も上がります。緑の山がすぐそばまで迫ってきました。山と同じ高さと並べることなんて…

「ありがとう」

私は思わず山々に叫びました。

パラグライダー体験もそろそろ終わりです。不安定な気流のせいか、着陸態勢に入ると、しばらくジェットコースターとか、スーパーバイキングとかに乗っているかのような気分を味わいましたが、次第に穏やかになりました。

インストラクターからは、着陸する際、足で支えるのではなく、お尻で地面につけるようにと声をかけられました。

パラグライダーは無事、着陸しました。「Check. Check. Safe. Safe.」と他のスタッフに報告しながら、私は「やった」と興奮を隠すことが出来ませんでした。

鳥のような体験させてくれて、ありがとう!インストラクターに感謝です。今回は空の開放感を味わい、夢みたいな心地よい旅になりました。

――新唐人亜太テレビ局ネットより転載

(翻訳編集・蘇燕)