いつも笑顔を絶やさない老犬が、アメリカ人の心を温めています。
愛らしいシェビーは現在9歳。子犬の頃から毎日が楽しそうでした。シェビーは生後12週目に獣医から、ティナ&バート・デンリンガー夫妻に迎え入れられました。
シェビーが初めてデンリンガーさんを見たとき、「彼は満面の笑みを浮かべていて、オフィスのみんなは信じられないくらい喜んでいたよ」と、ティナさん(60歳)は、「エポックタイムズ」紙に語りました。
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オハイオ州ケタリングのデンリンガーに住む夫妻は、愛犬のゴールデンレトリバーを失い、一家の若いメスのコーギー犬の伴侶を探し始めたとき、新聞に掲載されたシェビーの広告を見つけました。
シェビーはとても機敏で、午後6時になると、くるくる回転したり、おもちゃを投げたりして、食事の時間を知らせ、食器棚の扉が開くと、それは「パーティーの時間」を意味しているとティナさんは言います。
毎年、4月から11月にかけて、ティナさんとバートさんは、週末にキャンプに出かけます。アウトドアが大好きなシェビーは犬用ハーネス(犬の胴体に装着する胴輪)を付け、日よけ帽をかぶってゴルフカートに座り、まるでパレードに参加しているかのようです。
しかし、ティナさんとバートさんがシェビー抜きで2人で出かけると、留守番をさせられたシェビーの顔からは笑顔が消え、ふてぶてしくなるそうです。
「こんなに楽しませてくれる楽観的な犬に会ったことは一度もないわ。彼にとっては、すべてがお祝いなのよ」と、ティナさんは語っていました。
製造部長のアシスタントを退職したティナさんは、ハロウィンの仮装をしたポメラニアン(シェビー)のかわいい写真をFacebookの犬グループに送ってコンペを行いました。シェビーの写真が1位に輝きました。その後、シェビーの笑顔が拡散され、あまりの反響の大きさにティナさんはシェビー自身のインスタグラムページを開設したのです。
ある学校の先生は、毎日授業の前に子どもたちにシェビーの笑顔の写真を見せて、親しみやすく前向きな雰囲気をつくっているみたいね、とティナさんは言います。
他にも、ティナさんはある女性に、「シェビーの笑顔が、重い病気のお母さんの笑顔を取り戻す手助けになるかもしれない」と提案しました。
「シェビーの写真をスクリーンセーバーに設定している」という人もいたようです。
ティナさんにとってシェビーは、飽きることのないかけがえのない相棒であり、誰にでも愛され、人々にも愛される存在です。
「みんなのことが大好きで、みんなのかわいい反応を見るのが大好きなんです」と、ティナさんは言っています。
(翻訳・里見雨禾)
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