3月14日、英国のジャビド保健相は、ジョンソン首相(写真)がサウジアラビアに原油を増産するよう説得しようとしていると述べた。写真は9日、ロンドンで撮影(2022年 ロイター/Hannah McKay)

英首相、サウジに原油増産要請の意向 今週訪問との報道も

[ロンドン 14日 ロイター] – 英国のジャビド保健相は14日、ジョンソン首相がサウジアラビアに原油を増産するよう説得しようとしていると述べた。これに先立ち英紙タイムズは、ジョンソン首相が増産の働き掛けへ今週サウジを訪問する予定だと報じた。

保健相はタイムズ・ラジオで、数日前に81人の死刑を執行したサウジに原油を巡り支援を求めるのは正しいことかとの質問に対し、サウジとは率直な関係だとした上で、「好むか好まざるにかかわらず、サウジが世界最大の産油国の一つであると認識することは重要だ」とし「欧州での戦争が原因で世界的なエネルギー危機が起きている時に、首相や各国首脳がサウジに働き掛け、理にかなった分野で協調しようとするのは正しい」と述べた。

英首相官邸報道官は首相のサウジ訪問に関する報道についてコメントを控えた。

▶ 続きを読む
関連記事
増え続ける戦没者と連日の空襲に晒されるウクライナ。前線で飛び交うドローンやミサイルを支えるのは中国製の半導体や部品だ。現地キーウからのルポを通じ、中国共産党の影を告発する
米特使ウィトコフ氏とクシュナー氏のモスクワ・キーウ歴訪に合わせ、露ウ両国が首都への攻撃を72時間停止した。プーチン大統領は特使と会談し仲介努力を評価。ゼレンスキー大統領も実質的対話に応じる構えを示す
ネパール大洪水の被害を拡大させたのは気候変動ではなく、それを恐れるあまり地質学的に脆い渓谷へダムや作業員を過密に投入した性急な再エネ開発だった。気候対策の暴走が生んだ人災の側面を鋭く告発する論評
ベッセント米財務長官がG20で、中共による製品ダンピングへの各国の連携を呼びかけた。経済学者ラカジェ氏は、中国の過剰生産能力が世界の製造業の競争力を損なっていると指摘
イタリアでメローニ政権の連続在任日数が4日、1413日となり、同国の戦後政権で最長となった。メローニ氏は現実的な外交路線を取ることで、「極右」とみられていた当初の評価を変え、欧州政治の主要な担い手として存在感を高めてきた。