北京市内に掲げられたファーウェイの看板(GREG BAKER/AFP/Getty Images)

長江メモリ、ファーウェイに半導体を提供 米政府が調査中

英紙フィナンシャル・タイムズによると、米政府は中国メモリ半導体企業の長江存儲科技有限公司(長江メモリ、YMTC)が米国の輸出規制に違反し、中国の通信機器大手である華為技術(ファーウェイ)に半導体を提供したとして、調査を進めている。

報道によると、カナダの電子機器構造や部品を解析する企業、テックインサイツ(TechInsights)が米国商務省産業安全保障局(BIS)に提出した報告書は、ファーウェイが昨年発表した最新スマートフォン「HUAWEI Enjoy 20e」にYMTCのメモリ半導体が使われていると示した。メモリ半導体自体は2021年2月に製造されたものだという。

当局者らは報告書の内容について「信頼できる」とし、BISが調査を経てから何らかの対応措置を講じると推測した。

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