沖縄復帰50周年記念式典であいさつを読み上げるラーム・エマニュエル米国大使 (Photo by Rodrigo Reyes Marin / POOL / AFP) (Photo by RODRIGO REYES MARIN/POOL/AFP via Getty Images)

「沖縄の若者を支援」駐日米大使、英語学習奨学金プログラム表明

ラーム・エマニュエル米国大使は出席した沖縄復帰50周年式典(東京会場)のあいさつで、沖縄の高校生を対象とした英語学習奨学金プログラムを設立すると発表した。「彼らの個人的な未来のため、そして我々が共有する運命のためだ」と若者支援の理由を語った。

米国留学の奨学金を授与された現地の高校生との交流体験を通じて「同盟は単なる条約ではなく、人と人との友情であることを沖縄の高校生が教えてくれた」と、エネルギーと熱意あふれる若者から受けた印象について述べた。

エマニュエル氏は沖縄が返還された当時の国際環境について「世界の民主主義国家は共産主義の蔓延を防ぐために結束」が試された時期だと表現した。半世紀経ったいま、「世界は再び、抑圧と露骨な力を行使して覇権を手に入れようとする国家の脅威に直面している」とエマニュエル氏は警鐘を鳴らし、同志国による結束の重要性を強調した。

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