2022年4月1日、人影が全く見えない中国上海市楊浦区の街並み。(STR/AFP via Getty Images)

EU商議所会長、封鎖による中国危機状況は「天安門事件より深刻」=米VOA

中国の欧州企業が加入する在中国欧州連合(EU)商工会議所のヨルグ・ウトケ(Joerg Wuttke)会長は16日、米ボイス・オブ・アメリカ(VOA)のインタビューで、中国政府が中共ウイルス(新型コロナ)の感染を徹底的に抑え込むために実施している大規模な封鎖措置に対し、強い失望感をあらわにした。

ドイツ出身のウトケ氏は1982年、中国に渡って以降、中国で断続的に33年間生活し、中国の政治・経済に精通している。同氏は、都市封鎖を含む中国政府の強硬的な措置によって、全体主義体制に対する恐怖を覚えたと述べ、中国で今起きている危機的状況は1989年天安門事件や1997年アジア金融危機よりも「深刻だ」と指摘した。

在中国EU商工会議所は今月初め、中国の感染対策とロシアのウクライナ侵攻による在中国欧州企業への影響に関して、独調査会社ローランド・ベルガー(Roland Berger)と共同調査報告書を発表した。

▶ 続きを読む
関連記事
在中国の欧州企業で構成される中国EU商工会議所によると、中国政府の厳しいゼロコロナ政策が原因でサプライチェーン […]
中共ウイルス(新型コロナウイルス)感染拡大により上海市などで厳しい封鎖措置が続く中、習近平国家主席は5日に開催 […]
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が10日、中共ウイルス(新型コロナ)の感染を徹底的に封じ込める中国の「 […]