カナダ下院、臓器売買対策法案を審議
カナダ下院は13日、違法な臓器取引に対処する法案を第二読会で審議した。下院議員は法案に同意していると述べ、自由党は次の段階に進めるために来週投票するよう求めている。
法案を提出した保守党のガーネット・ジェネス議員は「私の祖父は、『ユリに金メッキをしない』とよく言っていた。つまり、美しいのであれば着飾る必要はない、ということだ。法案はすでに全会一致しており、最終的に法律になることを楽しみにしている」と述べた。
臓器売買対策法案(S-223)は、カナダ国民が外国に渡航し、ドナーの同意が得られないまま摘出された臓器で移植手術を受けることを刑事犯罪として処罰する。また、外国人が臓器売買に関連する活動に従事した場合、カナダへの入国を禁じる内容が盛り込まれている。法案は昨年上院で可決され、12月16日に下院で第一読会が行われていた。
関連記事
中国の強制臓器収奪や中国への渡航移植に対して台湾はどのように法制化をしたのか。台湾の黄千峯医師は日本では、この問題を真に表面化して議論しておらず、無関心が被害を拡大させると警鐘を鳴らしている
強制臓器摘出に反対する医師団(DAFOH)がオンライン・フォーラム開催。中国での法輪功迫害と臓器収奪を「冷たいジェノサイド」として検証。12月9日、10日にライブ視聴できる
習近平の「150歳」発言が火付け役。共産党エリートだけが享受する「981長寿プロジェクト」の実態を追う。軍病院、臓器収奪、検閲——権力者の命を延ばすため、無実の命が犠牲にされる恐怖のシステムとは?
人間の生命の尊厳を回復させるために果敢な行動を取ったケネディ保健福祉省長官は称賛に値する。米国保健福祉省(HHS)は、「死亡ドナー規則」に違反したアメリカ内の病院を摘発。これらの病院では、完全に死亡していない可能性のあるドナーから臓器が摘出されていた。
東京の文京シビックホール展示室 2で、11月10日から3日間、生体臓器収奪の闇をポスターというアートで暴き出したポスター展が開催される。そこには全日本人が知るべき中国の臓器狩りの実態が表現されている