ザンビア債務危機 IMF、中国の資金支援要求を拒否
中国政府が主導する広域経済圏構想「一帯一路」の参加国であるザンビアの債務危機を巡り、中国側がこのほど、国際通貨基金(IMF)がザンビアに資金支援を行うよう求めた。しかしIMFは拒否し、中国側にザンビアの対中債務を減免するよう要求した。
香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは19日、中国外務省アフリカ司の呉鵬司長が17日、ザンビアを訪問しハカインデ・ヒチレマ大統領と会談したと報じた。呉氏はIMFに対し、ザンビア向け14億ドル規模の拡大クレジット・ファシリティ(ECF)を提供するよう呼びかけた。
ヒチレマ大統領は、同国が経済を立て直すのに「債務を解消する必要がある」と述べた。
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